投稿日:2015年1月14日
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
さて、瞬く間に年始も過ぎ、気がつけば一月も二週間を消化。
今年も残すところ、僅かにあと351日となりました。
冗談はさておき、このように書くとまだまだ先は長いぞという気がしますが、実際に過ぎてみれば一瞬なんでしょうね。
光陰矢のごとしとはよく言ったものです。
お客様も新年を迎え、またひとつ年をとってしまう、自分がまさか今80になっているとは信じられない、人生一瞬、頭の中は若い頃のままなのに、などとシミジミため息などひとつ。
そんなお正月気分を中途半端に引きずる先日のお昼すぎのこと、いつものように体操を終えた皆様、次のおやつに向けて話し合いがもたれていました。
しかし出てくるイメージとしてはお煎餅やお饅頭など、和の甘味類。
そう、和の造詣の広さと深度については折り紙つきの皆様ですが、異なる世界の甘味についてはその名前すら咄嗟に思い出すことが出来ないほど、覚束ません。
いつだったか、甘味ではありませんが、洋の楽器であるところのマラカスをお見せし、これはなんでしょうとやったときの回答が、全てを物語っています。
ま・・ま・・・、ますかっと!
ま・・・ま・・・、ます!
などと最初の「ま」だけは皆様すぐに思い浮かぶのですが、その後の言葉の外しっぷりが絶妙。
ますって、文字数も違う上に日本語でしかも魚じゃないですかと内心突っ込まざるを得ません。
さて話を甘味に戻し、今回お客様には年始ということで初体験をしてもらいたいと思い、洋菓子であるクレープ作りを提案させていただきました。
案の定、
く・・・く・・・、くーぷれ?
などと、フランス料理の前菜で出てきそうな「クー・プレ」なる珍料理名が飛び出します。
いえ、違います、クレープ、です。それはこんな料理です、と一通り説明。
最初は出来るかしら、と不安げな皆様も、薄い皮を焼いて中に生クリームやチョコレートなどの具を挟むお菓子、と聞くと途端に納得されたようです。
あー、大福とか薄皮饅頭とかワンタンみたいなものね!
うーん、おしい! いや惜しくもないのかな? 今度は逆にスタッフが混乱します。
閑話休題。それでは本題、初体験の洋菓子作りの様子をお届けします。
最初の一枚に取り掛かるのは凝り性のA様。
普通、最初の一歩を踏み出すにはユウキがいるものですが、そこはさすがのA様。
お玉を器用に駆使し、薄くうすーく、伸ばしていきます。
こういう専用の道具もあります、とこの日のために用意しておいたコロコロ棒(仮称)を取り出すスタッフ。
すごいわ、コロコロ棒(仮称)をつかうと更に雰囲気が出てきて、洋菓子の職人になったみたい! とパティシエ気分に浸るA様。
ちょっと私にもその棒でやらして、とB様。
まぁすごい、お玉とコロコロ棒(仮称)とじゃ、断然コロコロ棒(仮称)の方が伸ばしやすいわ! と西欧の職人に対するリスペクトが生まれます。
そして出来上がった生地とバナナ&生クリームウィズチョコレート。
原宿の屋台で買えば680円くらいは取られそうな立派なクレープが出来上がりました。
生地作りが楽しくて、はまっちゃうわとずっと焼き続けていたA様も合流し、初めて自分たちで作った洋菓子をいただきました。
お味はと言うと・・・
すごい、この、これ、クーレープ美味しい!
と大好評。
その後も生地をなるべく薄く焼こうと創意工夫される方、具を綺麗に挟むことに懸命な方、と皆様洋菓子の魅力を存分に堪能され、また今度作るときには違う具も試してみましょう、と新メニュー開発についても言及されるなど、早くも次回の構想が膨らんでいるようです。
また、クー・プレからクーレープと、呼び名についてもいくらかは浸透したようで、初体験の洋菓子作り、大成功のようです。
というわけで、年初のクレープつくりの様子をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。
南国の唄では、皆様おなじみ、懐かしの回想療法やレクリエーションはもちろん、今回のようなクー・プレ・・・もといクレープ作りのように、新しい世界にも積極的に踏み出せれば、と思っております。
活動の様子は、随時このブログ上で公開したいと思います。乞うご期待!です。
それではまた次回の更新で!