手軽に楽しく、機能訓練! 「紙粘土細工:バラ」

投稿日:2015年2月6日


ブログをご覧の皆様、こんにちは。

 

 

 

さて唐突で恐縮ですが、デイサービスでは頭や手先を動かす機能訓練の一環として、手芸の類を取り入れることが珍しくありません。

 

それは例えば、おりがみであったり、切りえであったり、貼り絵であったりですが、要はどこかしらを動かせば自動的にその部分の脳みそも働くわけで、そういう意味では機能訓練自体の敷居は、とても低いように思えます。

 

皿を洗っても料理を作っても、それも立派な機能の訓練。ましておりがみなんて子どもの頃さんざん千羽鶴を折らされたよ、というように腕に覚えのある方も多くいらっしゃいます。

 

 

しかし、自宅で「さぁおりがみを折ろうか」、ましてや「リハビリ体操をしようか」、とはならないのが世の常人の常。

 

ただ乗るだけでコリをほぐしてくれる高級全自動マッサージチェアを購入しても、最初の1週間で飽きてしまい、1ヶ月もすれば畳一畳分のスペースを占拠するソレを邪魔に感じ始め、1年を待たずに粗大ごみ、という例は枚挙に暇がありませんし、

 

お医者さんに「家ではリハビリ体操を欠かさず行って下さい」と言われても、中々それを続けることは難しいものです。

 

 

敷居が低いとはいえ、その敷居をまたごうとしなければ、結局いつまで経っても「機能訓練」は実施されないことになります。

 

 

そう、多少面倒でも外に出る機会を設定して決まった曜日と時間に予定を組み、普段家ではなかなかしない(出来ない)ことを出先で行うということは、特に外出機会の少ないご高齢の方にとって非常に大切なのではないでしょうか。

(自宅でなく出先に置いてあるならマッサージチェアも生活の邪魔になりませんし、体操も周りの人がやるならやろうかしら、となりますし!)

 

 

我が「南国の唄」でも時におりがみ等の手芸作品作りを行っていますが、いくら機能訓練とはいえひたすら鶴をしつらえて千羽鶴完成を目指すと言うのも飽いてしまいます。

 

色々と工夫を凝らした新しい手芸があれば、それに越したことはありません。

 

 

 

そんなこんなで我々デイサービススタッフは常に何か新しいものを探しているのですが、先日、南国の唄の店舗の大家さんが紙粘土を使った作品作りに取り組まれていることが発覚。

 

 

さっそく教えていただくことになりました。

今回、大家さんに教えていただくのは

 

「紙粘土で作るバラ」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以下、大家さん改め先生の講釈です。

 

さて皆さん、紙粘土細工とあなどるなかれ、その成形のしやすさや、昨今では100円均一ショップでも入手できるように、お金のかからない手軽な趣味として、ご高齢者の間にも広がりつつあります。

 

 

 

紙やすりやニスなどで一工夫を加えれば、本物と見紛うようなリアルな造詣も可能と、手軽に始められる割に非常に奥が深く、元職人である私もやりがいを感じながら日々腕を磨いています。

 

今回のバラも、花びら一枚一枚を粘土で作り、それを花の形にくっつけるだけというお手軽さですが、彩色や細部の造型にこだわれば、このように立派な作品が出来上がります。(と持参の作品を見せてくださいました。↓のアドレスは紙粘土 バラで画像検索したアドレス)

 

https://www.google.co.jp/search?q=%E7%B4%99%E7%B2%98%E5%9C%9F+%E3%83%90%E3%83%A9&espv=2&biw=1920&bih=955&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=tTrTVP3TIYa6mAXfnYHoAw&ved=0CBwQsAQ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「オーーー・・・」」」

と周りのお客様より感嘆の声が漏れます。

 

 

この出来を見せられたら奮い立つのも止む無し。

どうやって作るんだ!? 早く教えて! という視線を一身に集めて、O先生の紙粘土バラ教室開講となりました。

 

 

ご夫婦で今回の教室に参加されたA様。

この方も現役時代はバリバリの技術者、職人さんです。

永年ものづくりに携わってきた血が騒ぐのでしょうか、奥様よりも熱心に先生の手元を注視しています。

 

 

 

 

わずかな間にコツを掴んだのでしょう、となりでナゾの球体作りに勤しむ奥様に先駆けてバラの花びらを組み立てていきます。

 

「いやぁ、先生のお手本のようにうまく行かないもんだね」

 

自らの技に納得がいかないのか、必死の形相で紙粘土をこねくり回してはくっつけてと、その様は職人の仕事を追ったドキュメンタリー番組の一場面のよう。情○大陸のテーマ曲が流れてきても違和感ありません。

 

そしてその横では、未だ奥様がのんびりと手のひらでコロコロ紙粘土を丸めて

 

「うまく作ったら、家の玄関に飾ろうかしら」

 

とミライ予想図を描いています。

 

「おいおい、うまく作ったらって、作るのは俺なんだろ」

 

と旦那様は苦笑い。

 

 

 

 

 

紙粘土細工は今回始めてというB様ですが、お花はもちろん植物全般大好きとのこと。バラの花そのものについて熟知しており、その構造も良く理解されています。

 

「バラが出来るなら、ボタンや椿も出来そうですよね。バラがうまくできたら、先生、今度は椿を教えてください」

 

と植物学的観点から早くも次回構想を練っています。

 

先生も、「なるほど、確かに椿はいいですね。次回までに作り方を開発しておきます」と新たな作品作りに向けてモチベーションが高まったようです。

 

 

 

 

 

今回は第1回目ということで、一番簡単な、バラの花一輪。

しかしそれでも皆様それぞれの出来上がりに微妙な差があります。

 

 

 

 

 

これだけでもダレがドレを作ったのか、すぐに分かるものなんですね。

一つ一つにもう個性があって、これは奥が深いわぁ・・・

 

 

とその奥深さにすっかり魅了されたご様子。

皆様自分の作品と向かい合うその姿は、すでに一端の芸術家と言っても差し支えないでしょう。

 

 

 

 

次回以降は更に応用編、茎や葉の製作、そして着色など、工程も複雑になります。

各工程を終え、どのような個性的な作品を作り上げるのか、「南国の唄」の芸術家の活躍にご期待下さい!

 

 

それではまた!