手軽に楽しく、機能訓練! 大宮、梅雨のパンまつり

投稿日:2015年6月18日


ブログをご覧の皆様、こんにちは。

 

 

 

 

 

 

 

さて、当ブログでも頻繁に取り上げている機能訓練。

 

 

 

 

 

 

四字熟語は一様に小難しい感がありますが、この言葉も福祉的専門性が付加されており、一般の方からすればいささか眉間にしわが寄る程度には小難しい言葉であります。

しかし、これまで南国の唄をご覧になってくださった方々にとっては、いくらか馴染みが出来てきたのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

実際に今まで行ってきた南国の唄の「機能訓練」は、紙粘土細工であったり、洋風おやつ作りであったり、はたまた農作業やタブレットを使ったものであったりしました。

 

 

 

 

 

 

人体のどこかの「機能」をなんやかや動かして「訓練」すれば、なんでも機能訓練になる、ということで、

 

 

 

 

 

 

例えば、テレビを見ながら腹式呼吸を行うとか、CMに入ったら爪先立ちをするとか、トイレに座っているときに首をグルグル回してみるとか、日常生活を送る上での様々な動作は、そのまま貴重なリハビリの機会となり得ると言えます。

 

 

 

 

 

 

 

ところで南国の唄をご利用いただいているお客様のなかには、1人暮らしの方も少なくありません。

 

 

 

 

大変な事や心細いこともあるでしょうが、みなさまそんなことはおくびにも出さずに明るく元気に暮らされているなぁ、という印象を覚えます。

 

 

 

 

 

一度秘訣を聞いたことがあります。

 

 

 

 

 

 

曰く、「3食食べること」。

 

 

 

 

 

 

 

私などは休日ともなれば朝は寝て過ぎ、昼は作るのも面倒でパス、夜は冷蔵庫の中身が何もなければ、1日食わなくとも死にはすまい、と自らの生を軽んじているような有様ですが、3食しっかり作って食べるということは、健康の基本にして奥義だと、そのお客様は仰るわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

確かに、どんなご高齢の方であっても食欲がある方はいつまでもお元気なものです。

このところ傷の治りが遅くなったと嘆く30代のスタッフを尻目に、一度出来た床ずれもみるみる治癒するような回復力を誇るお客様は、100歳越えにして三食をしっかりと召し上がります。

 

 

 

 

 

 

 

生きている以上は避けて通れない、むしろ積極的に食に向き合うことこそ、健康長寿の秘訣のひとつなのかも知れません。

 

 

 

 

 

 

と、前置きが長いのはいつものこと、この頃お客様も一挙増大し、ことのほか賑やかな南国の唄。

おやつに美味しいものを食べたいという機運が高まり、このたび手作りのパンを作ることになりました。

 

 

 

 

 

 

なんでも、若い頃に体験した焼き立てパンの味と香りよもう一度、と多数の声が挙がったということで、それならと「大宮・梅雨のパン祭り」開催の運びと成ったわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンは生地つくりから始まりますが、

いまカットしているこの生地も、コネから寝かせまで、すでに二時間半の作業の末。

 

 

 

(苦労して捏ねた生地がだんだんと膨らんでいく様は、夢や希望が広がっていく様と似ている・・・と書こうとしたけどあんまりにも創作ダンスっぽい文章であり、お蔵入りにしようと思ったけどちょっと面白いかなぁ、と思い切って掲載します。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

△にカットしてくるくると丸めていきます。

当初は何を作っているのか、首をかしげながら行っていた方も、あぁアレね! と納得顔でクルクルローリングです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、これは一体なんでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

ジブリ映画に登場する巨大生物、王蟲・・・?

 

 

はたまた、ザ・ピーナッツが劇中歌を担当したことでもお馴染み、モスラ・・・?

 

 

 

 

いやいや、もちろんフランス語で「三日月」を意味するクロワッサンであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

形成後は焼き上げます。

およそ30分オーブンで加熱しますが、15分も過ぎてきたあたりから、室内に充溢する芳ばしい香り。

 

 

 

 

 

始末の極意という古典落語がありますが、これは吝嗇(りんしょく)といわれる度を越したケチな人物のお話。

 

 

その中に、隣の鰻屋から漂ってくる香りをおかずにご飯を食べていた男の話があります。

 

 

 

そう、いきなり古典落語を持ち出したのも、焼きたてのパンの香りが、この鰻の煙に匹敵する破壊力がある、ということを主張したかったがために他なりません。

 

 

 

(ちなみに、鰻の煙をおかずに飯を食っていた男ですが、そこに件の鰻屋が訪れ「客寄せに使っている煙を勝手に吸いやがって」と、その代金を請求します(無体な!)。そこで男は財布の中から硬貨を取り出すと足元に落として「嗅ぎ代のお代は音だけでよかろう」と返したという、お粗末な話。おあとがよろしいようで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして遂に焼き上がり。

いまここに、自信を持って「クロワッサンである」と言い切れるほどクロワッサン然としたパンが焼きあがりました!

 

 

 

 

 

 

 

然というか、まごう方なきクロワッサンであるのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アツアツがご馳走なのは万国共通、おやつ時間には少し早いですが、そんなことは些細な問題です。いただきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうそう、この香りとこの味、昔の記憶どおり!

 

 

 

 

と皆様大満足でした。

 

 

 

 

 

 

和食なら何でもござれだけれど、パンは初めて作るという方が多かった今回の作業療法。

 

 

 

 

 

 

生地ができるか、ちゃんと焼けるか心配だったけど、こんなに美味しいパンが出来るなんて、ちょっと自信がついちゃったかも! と早くも次回のパン祭り開催に向けた機運が高まっているお客様一同でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、手の不自由なお客様が、

 

 

 

 

 

 

「手を悪くしてから料理できなかったけど、売られているパンみたいに綺麗に出来あがって嬉しかった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

と数年ぶりに手ずから料理を作られ、大変喜ばれていたのが印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

料理は食べるだけでなく、作る過程も同様に活力になるのだなぁと思うスタッフ一同でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうなると、やはり元気の秘訣は「3食食べること」で間違いないわけですね。

若さにかまけずスタッフ一同留意したいところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは、次のパン祭りで!